PLDDっていったい何? 椎間板ヘルニアレーザー治療ガイド

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切開手術とレーザー治療の違いは?

こちらのページでは、椎間板ヘルニアの切開手術とレーザー治療(PLDD)の違いについてご紹介していきます。

ヘルニアの状態によって切開手術とレーザー治療を使い分けられる

腰痛や首痛、肩痛、ヘルニア治療に効果的なレーザー治療は、画期的で魅力的な最先端の治療法です。

しかし、全ての医療行為が非日常的な行為であるのと同様に、レーザー治療にもメリットだけではなく、デメリットやリスクも少なからず存在します。

レーザー治療は極めて効果的な治療法であると言われていますが、全ての患者さんにお勧めできるわけではないため、まず症状の状態をしっかりと調べ、その上でレーザー治療を行うかどうかを考えていくことが大切です。

- 切開手術 レーザー治療
手術時間 1~2時間 15分
麻酔の種類 全身麻酔 局所麻酔
術後の安静時間 1週間 1時間
手術時間 1~2時間 15分
入院期間/
施術後の制約
リハビリが必要 手術当日
なるべく安静にしていること
1日後
なるべく安静にしていること、シャワーが可能
2日後
ほぼ通常通りの生活が可能、入浴可能
3日後
デスクワークの場合は、職場復帰が可能
飲酒可能
1週間後
ゴルフや水泳等の運動が可能
伊東院長画像

伊東信久先生

切開手術とレーザー治療の違いの一つに、局所麻酔で済むというメリットがあります。
全身麻酔の場合は患者さんの意識がなくなるため、施術中に医師が細かく様子をチェックする必要があります。局所麻酔であれば、医師は施術に集中することができるため、より精度の高い手術を行うことが可能になります。
局所麻酔であれば、糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞などの方でも手術が可能になるため、レーザー治療はより多くの方に提供できる治療方法なのです。

切開手術のリハビリ手順

椎間板ヘルニアを切開手術で治療した場合、リハビリ期間は約1ヵ月ほどです。同じ椎間板ヘルニアの治療であるにもかかわらず、リハビリ期間の差はなぜ生まれるのでしょう?その理由は、リハビリ内容にあります。

以下に切開手術の場合の具体的なリハビリ方法についてまとめました。

手術後の抜糸

極細の針を通すだけのレーザー治療とは違い、切開手術の場合は、当然術後に傷口の縫合が必要です。経過を見て抜糸をする必要があるため、リハビリ期間にはこの抜糸という作業が必要になります。

傷口周りの筋肉をほぐす

手術をすると、切開をした傷口周りの組織や筋肉が堅くなります。切り傷をした際に、傷口周りにかさぶたができることと同じ理由です。

運動療法に入る前に、堅くなってしまった組織をマッサージやストレッチなどでほぐしてあげる必要があるのです。

運動療法でリハビリ開始

ここから、一般的に皆さんがイメージするリハビリに入ります。椎間板ヘルニアの患者さんは、手術前から運動不足で筋力や体力が低下している傾向にあります。

椎間板ヘルニアの再発防止の意味も込めて、体力を向上するためのリハビリを行っていきます。一般的な運動療法には以下のようなものがあります。

  • 歩行訓練
  • インナーマッスル強化
  • 水泳
  • 水中歩行
  • エアロバイク
  • 筋力トレーニング
  • 呼吸法改善

上記のような訓練を経て、リハビリが完了となります。

切開手術のメリット・デメリット

メリット

重度のヘルニア治療におすすめ

足のしびれやひどい腰痛といった重度の椎間板ヘルニアを治療するなら、切開手術による治療がおすすめです。重度の椎間板ヘルニアの場合、レーザー治療や保存療法といった方法では何度も治療を受けても回復できないケースは少なくありません。一方、切開手術は身体へ負担は大きいですが、飛び出している椎間板に直接アプローチできるので、重度のヘルニア治療の効果が大きいのです。

ヘルニアの見逃しがほとんどない

椎間板ヘルニアの切開手術は、「直視下」「顕微鏡下」「内視鏡下」などの方法があります。これらの方法は、患部を切開して飛び出ている部分を担当医が目視で確認した上で除去するので、ヘルニアを見逃す可能性が低くなるのです。

体への負担を軽減するなら「内視鏡下」

一般的な「直視下」「顕微鏡下」の場合は、背中を5~10cmほど切開しますが、「内視鏡下」は3~4cmと切開する部分を小さくできます。体への負担を軽減でき、手術の傷跡が小さいので早く回復できるでしょう。

治療費には保険が適用される

切開手術の多くは保険が適用されます。患者さんが負担する費用は3割ほどとなるため、15~40万円で椎間板ヘルニアの治療が可能です。さらに、入院費用も保険が適用されるので、かなり費用を抑えられます。

デメリット

回復するまでに時間がかかる

切開手術は完全に回復するまでに時間がかかります。手術後1週間は安静にしていなければならず、その後1カ月ほどリハビリや入院が必要です。リハビリでは、歩行訓練やインナーマッスル強化、筋力トレーニングといった運動療法を受けなければいけません。また、切開した傷口部分の組織や筋肉が堅くなるので、入念なマッサージやストレッチでほぐす必要があります。

このように術後にはやることが多いので、治療する際には長期間の休暇を取るようにしましょう。

心臓病や糖尿病などの疾患がある方はリスクが大きい

切開手術は全身麻酔をかけてから行ないます。そのため、心臓病や糖尿病などの疾患があると、血圧が下がってしまい、脳に十分な血液を送れなくなり麻酔から覚めなくなることも。椎間板ヘルニアの治療を行なう際には、医師に疾患と全身麻酔のリスクについてしっかりと相談しましょう。

患者さんの身体にかかる負担が大きい

切開手術はメスで身体に傷をつけることになるため、身体にかかる負担は大きくなります。特に高齢の方の場合だと傷口の治りが遅くなったり、リハビリをこなす体力がなかったりするので、平常の生活に戻るまでに時間がかかってしまうのです。また、背中に大きな傷が残ってしまうのもデメリットだと言えるでしょう。

レーザー治療(PLDD)のメリット・デメリット

メリット

レーザー治療(PLDD)は痛みがほとんどない

レーザー治療は太さ数ミリの針を刺すため、ダメージを最小限に抑えられます。さらに、治療時には麻酔を使用するので、痛みをほとんど感じることなく治療を受けられるのです。

局所麻酔のため持病がある方でもリスクが小さい

切開手術は全身麻酔をかけますが、レーザー治療は局所麻酔のみで済みます。そのため、身体にかかる負担が少なく、心臓病や糖尿病などの疾患を持っている方でも受けることが可能です。メスを入れないので、周囲の組織・筋肉に損傷を与えることはほとんどありません。

日帰りでの治療が可能

切開手術は手術時間が最大2時間、入院期間が約1ヵ月と治療に多くの時間がかかります。一方、レーザー治療は手術時間が5~15分、入院期間なしと短時間での治療が可能です。リハビリの必要もなく、術後に30分~1時間程度の休憩をとるだけ。身体の調子が良ければその日のうちに帰宅し、翌日から仕事に復帰することもできます。

デメリット

自由診療のため治療費の負担が大きい

レーザー治療は保険適用される治療方法ではなく自由診療のため、治療費が全て自己負担となります。また、椎間板ヘルニアの部位や状態によっては、レーザー治療にかかる費用が変わることもあるそうです。

中~重度のヘルニアには通用しないことも…

レーザー治療が効果を発揮するのは、飛び出しが比較的小さい軽度の椎間板ヘルニアと言われています。飛び出している部分が大きいと、レーザー治療では飛び出した部分が引っ込まないケースが多いようです。そのため、中~重度の椎間板ヘルニアの治療には十分な効果を期待できません。

レーザー治療と切開手術

レーザー治療は、ヘルニア治療の中でも特に体への負担が小さい治療法です。

針よりも細いレーザーファイバーを用いての治療、局所麻酔、日帰りでの治療が可能で、手術による合併症のリスクが最小限であるのが最大の利点です。ただし、レーザー治療が施術できない適応外になる方がいらっしゃることも事実です。

一方、最近では切開治療も進化し、7mm程度の小さい切開をして内視鏡を患部に挿入して椎間板ヘルニアを取り除く治療が普及しています。

切開手術は内視鏡により肉眼で直接確認しながらヘルニアを除去できるので、中等症以上の椎間板ヘルニアに対しても治療効果が期待できる点がレーザー治療より優れる点です。しかし、全身麻酔、切開、縫合、入院など体に加わるダメージはレーザー治療に比べると大きいと言わざるを得ません。

また、レーザー治療費用はトータルで40~50万円です。一方切開手術は入院が必要なため、入院費用の30~40万円と手術費の10~20万円を合わせて、40~60万円の治療費がかかります。トータルで考えてみるとレーザー治療と切開手術の費用はそれほど変わりません。加えて、レーザー治療は傷跡が小さく体への負担が少ないため、入院する必要がなく切開手術と比べて1ヶ月ほど早く普段の生活に復帰できます。

当サイトの監修者である伊東医師は、レーザー治療の豊富な症例数と確かな腕を持つ実力者。レーザー治療に興味がある方は一度相談してみると良いでしょう。

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伊東信久先生

椎間板ヘルニアの治療法にはさまざまな選択肢があります。ご自身の症状に適した治療法を選ぶためにも、ぜひヘルニアの専門医に相談して、正確な検査を受けたのちに治療法を決定することを強くおすすめします。

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