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レーザー治療でヘルニアは完治できる?

ここでは、レーザー治療によって椎間板ヘルニアを完治させることができるかどうかを解説します。

レーザー治療でヘルニアが完治する可能性

レーザー治療で椎間板中央部の髄核にあけた空洞は、時間とともに収縮し、適切な状態に戻ることがほとんどです。とびだしてしまっていた髄核は、内圧が下がったことにより、もとの位置に引き戻されます。従って、たった15分足らずのレーザー治療でも、椎間板ヘルニアを完治することは十分可能です。

実際、ある病院の調査結果をみると、レーザー治療後に痛みがほとんど無くなった方の割合が50%以上というデータもあります。少しでも改善されたという方を含めると、その割合は70%以上におよぶそうです。また、治療後すぐに痛みがなくなったという方が多いようです。

では、レーザー治療自体の成功率はどうでしょうか。レーザー治療(PLDD)を確立した、Daniel Choy(ダニエル・チョイ)氏の研究データによれば、70%~80%の確立で手術は成功するそうです。

レーザー治療がうまくいかないのは、髄核が大きくとびだした重度のヘルニアに対して施術する場合などです。この場合は手術をしても効果が見られないことが多いです。初期のヘルニアであれば、髄核があまりとびでておらず、レーザー治療に適しているため、より高い成功率が期待できるでしょう。

もちろん、レーザー治療で亡くなった方はいませんし、レーザー治療の施術によって重大な合併症を引き起こす可能性はありません。

ヘルニアの完治後も再発には要注意

椎間板ヘルニアはレーザー治療で完治できるといえども、変形してしまった椎間板そのものを元の形にまで完全回復させるのは難しいというのが現状です。そのため、ひとたび椎間板ヘルニアを発症させてしまうと、再発のリスクが伴うことになります。

ではヘルニアと一生付き合わないといけないではないか、などとあきらめてはいけません。そもそもヘルニアになってしまった原因はなんでしたか?ほとんどの場合、あなたの生活習慣が問題である可能性が高いです。そこで、これを機に生活習慣をみなおしましょう。そうすることで、再発のリスクを最小限に抑えることが可能です。

生活習慣の中で、最も優先的にみなおす必要があるのは、「姿勢」です。こんな腰の痛みをもう一度味わうくらいなら、日ごろから正しい姿勢を心がけておけばよかったと、後悔している方も多いのではないでしょうか。

人間の背骨はもともと緩やかなS字カーブを描いていますが、これを「生理湾曲」といいます。この湾曲は、腰にかかる力を分散させる働きをしており、人間にとって非常に大切なカーブなのです。悪い姿勢を続けていると、このカーブがゆがみ、結果としてヘルニアなどを引き起こす原因になってしまいます。このことから、正しい姿勢を心がけることは非常に重要なのです。

では、正しい姿勢というのはどんな姿勢のことをいうのでしょうか。立ったときの姿勢でいえば、背中を壁にあてて、頭・背中・お尻・かかとが壁につく状態が、正しい姿勢の目安です。座るときは、お尻が背もたれに密着するように深く腰掛けることが重要です。

また、姿勢以外にも、腹筋や背筋などの筋力アップにも取り組みましょう。これらの筋肉は、人間本来が持つコルセットです。まずは姿勢を意識したウォーキングなど、軽い運動からはじめましょう。このとき、いきなり負荷の大きい筋トレなどは絶対にしないようにしてください。筋力アップは重要ですが、無理をしないことも大切です。

ヘルニアを機に、生活習慣を改善できれば、ヘルニアになる前より健康な毎日を送ることもできそうです。是非前向きに考えて取り組んでみてください。