PLDDっていったい何? 椎間板ヘルニアレーザー治療ガイド

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椎間板ヘルニアの検査方法

椎間板ヘルニアの検査方法について紹介いたします。

それぞれの検査方法からどのようなことがわかるのか、どのような特徴があるのか調査しました。

また、現在行われている椎間板ヘルニアの治療方法についても調べました。

椎間板ヘルニアの一般的な診断方法

椎間板ヘルニアの疑いがあるとき、まずは視診や触診をはじめとした所見をもとに、検査を行うのが一般的です。

理学所見

初期のヘルニアは、神経が圧迫されていることが原因によるしびれが認められます。その発生箇所は腰椎部分に限らず、手足や首・頭部など腰椎から離れた部位にも起こります。なお、しびれは脳梗塞や頸椎関連の病気が原因の場合もあります。ヘルニアだけでなくあらゆる可能性を考慮し、次に必要な検査を判断します。

ヘルニアの症状が進むと強い痛みを伴うため、次のような病状が認められます。

  • 腰椎部分の弯曲(まっすぐ立てなくなる)
  • 脊柱の可動範囲の制限(背骨を中心とした動きが取れなくなる)

神経学的所見

骨同士の摩擦を抑える役割を持つ椎間板が突出することにより、付近の神経を圧迫するヘルニア。次の検査で神経への圧迫を確認し、必要な検査の判断材料とします。

  • 神経を伸ばす下肢運動を行うと激痛が伴う
  • 腱反射(筋肉の付け根にある腱をハンマーで叩いて反射を確認する)や筋力、知覚の検査を行う

これらの検査でどの神経が圧迫されているかを見立てられます。検査の過程で痛みが伴う時がありますが、悪化させることはありません。

MRI検査

磁気共鳴画像の略称。強い磁石と電磁波を使用し、体内の様子を断面図のような画像として再現する検査方法です。

任意の断面像を確認することができ、どの箇所で病変が発生しているかを確認しやすい点が長所に挙げられます。通常血管画像を取得する際には造影剤の投与が必要ですが、MRI検査では造影剤なしに血管画像を取得でき、ヘルニアと似た症状を持つ他の病気の発見にも非常に有効と言えるでしょう。

仰向けかうつぶせになって受けることが多く、30~60分ほどできるだけ体を動かさずに受診する必要があります。筒形の検査機材に入るため、騒音と閉所が苦手な方には不向きな検査方法とされることも。また、体内にペースメーカーや人工内耳、磁石式のインプラント・義眼、神経刺激装置などの金属がある場合は検査を受けられません。なお、骨は識別されず黒く映るため、椎間板ヘルニア部位の骨の様子を確認することができないので、CT検査を併用しています。

CT検査

エックス線で体を断面化した画像を撮影する検査方法です。単純CT検査と造影CT検査の2種類があります。通常使用される造影剤はヨード造影剤と呼ばれるもので、静脈から注入して撮影します。

基本的に脳や肺、腹部、骨を横断面にて撮影するため、卒中や外傷などの救急病変に適応している検査です。撮影時間も10~15分と短時間で、検査による身体への負担は比較的少ないです。最も大きな長所は、骨が白く映るので病巣部位の骨の状況を判断しやすいこと。はみ出た骨はMRI検査では写らないため、最終的な手術方法の判断に大きく役立ちます。

CT検査の短所として放射線被爆が挙げられます。しかし実のところ、身体に影響が出ると言われる量をはるかに下回る放射線量を使用しており、必要な箇所だけ照射されるよう設定しているため、体に影響が出るほど被爆することはありません。身体の部位や照射面積ごとに照射量は限定されており、短期間に複数回の照射を受ける場合には身体的症状が出る可能性があるとされているので、通常のCT検査では心配する必要はありません。

通常CT検査では大きな副作用はないとされていますが、造影CT検査には造影剤による副作用が報告されています。吐き気・嘔吐、じんましん、かゆみなどがあり、まれに血圧低下、呼吸困難などが発症する場合も。その際には適切な処置がとれるよう検査後は観察時間を設けているので、不安に感じる必要はありません。

次に該当する人は造影剤の投与量を調整しながら行うか、場合によっては使用せずに検査を行います。

  • 甲状腺疾患や心臓病、糖尿病、腎臓病などの疾病がある
  • アレルギー体質(薬・アトピー・花粉など)
  • 気管支喘息がある
  • 造影剤による体調不良を経験したことがある

MRI検査だけではわからない病巣の様子を知ることができる検査です。

これらの検査結果によって、治療法が決定されます。

主な治療方法

単なる腰痛と思い込み、重症化するまで放置しがちな椎間板ヘルニア。現在では外科手術だけでなくいろいろな治療法が提案されています。

保存療法

外科手術を行わず、リハビリテーションや投薬により痛みを緩和しながら、身体の可動域を広げる治療です

  • 神経ブロック(患部へのステロイド薬や局所麻酔の注入)
  • 薬学療法(経口投薬)
  • 理学療法(体操・温熱療法・電気治療など物理的アプローチによる治療)
  • 鍼灸(リラクゼーションによる痛みの緩和)

治療を継続している間は痛みを抑えることができますが、中断すると再発します。

切開手術

  • 開腹手術(患部を開き直視または顕微鏡により脱出したヘルニア部位を取り除く)

全身麻酔が必要なため、心臓病や糖尿病などの疾患を抱える人には手術リスクが高くなります。術後1週間は安静にし、1ヶ月は入院・リハビリが必要とされていて、個人差はありますが長期間の療養期間が必要です。

  • 内視鏡手術(開腹せずに内視鏡により病巣を確認し取り除く)

手術を行う医師に熟練の技能と経験が必要とされ、どこでも受けられる手術ではありません。

切開手術を受けてもまた椎間板が押し出され、再発する場合が少なくありません。再度開腹手術を受ける際には同じ箇所を切開できないため、腹部から開くこともあります。

レーザー治療

近年では切開手術に頼らず、レーザーによる椎間板ヘルニア治療が受けられるようになりました。

  • PLDD(レーザー照射により、ヘルニア化した椎間板軟骨を蒸散(固体を気体に変化)させ、神経への圧迫を減らすことで痛みをとりのぞく治療法)

痛みはほとんどなく、患部には極細の針を使用するため傷口も小さくてすみます。治療時間も短く日帰り手術が可能です。

重度の椎間板ヘルニアには切開手術が必要ですが、軽度のヘルニアにはレーザー治療(PLDD)が有効と言われています。無料相談を受け付けているクリニックも多数あるので、手術が可能かどうかまずは相談すると良いです。

悪化する前の検査・治療が大きなカギを握る椎間板ヘルニア。単なる腰痛と決めつけず、自分自身の健康を大事に過ごしてください。

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